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  • 2012.09.27 Thursday
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ヤーレスジーガー展覧会 (2)

 

ところで、ヤーレスジーガー展 (1)のクラス一覧表を見て「あれ?」と思った人が多いのではないだろうか。このヤーレスジーガー展覧会では白いボクサーのクラスがあったのだ。このことは旅行前に見ていたオフィシャルサイトで知ったのだが、クラス別の審査員の告知欄にはGelb(黄色/フォーン)やGestromt(縞模様/ブリンドル)に続いて"alle weißen Boxer"(すべての白色のボクサー)として記されていたのだから思わず目を疑った。
周知の通り、ボクサーは白い毛が1/3以上あると失格とされ、繁殖が禁止されているのはもちろんのこと血統書の発行もできなかったのが、近年ドイツでは登録が可能になり、日本でもこうした世界各国の動きを正しく把握されている方の働きかけによって、ジャパンケンネルクラブ(JKC)では2010年4月1日以降に登録される1胎子から「×印」が記された血統書が発行されることになった。(2011年9月現在、日本国内のドイツ系/ヨーロッパタイプのボクサーのほとんどが登録されているPDでは、残念ながら白いボクサーの登録は認められていないままである。)

このように日本国内でも白いボクサーにとって新しい道筋ができたところ、ドイツでは展覧会で白いボクサーも審査されるようになったというのは一体いつに始まったことなのか?慌ててドイツBKのウェブサイトからそれらしき報告が残っていないか血眼で探すも(冗談抜きですっかり眼精疲労・・・)、残念ながら私の語学力では気の遠い作業になりそうなので、ここは手っ取り早く直近の展覧会結果からweissの文字を探してみることにした。






Whisky vom Matthesberg / Gebrauchshundklasse Rüden weiss V1
Ich danke Ihr schöne Bilder für Ihr Wohlwollen, Herr Dr.Volker Kretzschmar und Frau Petra Schlifka!


そうして調べていくと、2010年3月14日に開催されたSpezial-Ausstellung-Osnabrückという展覧会で4頭の白いボクサーの名前が記録されているのがわかり、これより前に行われた展覧会には白いボクサーの名前は存在しなかった。ということで白いボクサーの審査は2010年より開始されたと考えていいだろう。
上の写真のWhisky vom MatthesbergはOsnabrückで行われた初の展覧会と2010年ヤーレスジーガー展でGebrauchshundklasse V1(Vorzüglich1)を獲得した。Gebrauchshundklasseへ出場するためには、作業犬クラスという名前のとおりVPGかIPOのどちらかの訓練資格を持っていることが条件となっていて、このWhiskyはVPG3を取得している。去年のヤーレスジーガー展の前日に7歳になった彼は、長いあいだ展覧会とは無縁でいたということになるが、訓練で鍛え上げられた見事な筋肉が白い被毛に浮かび上がり、それはとても美しい。またそこからはオーナーの情熱さえも伝わってくるようだ。
Whiskyの写真をブログに掲載するにあたって、事前にオーナーへ連絡を取ったところ「遠く離れた日本でWhiskyを知られていることは光栄です。」と快諾いただいた。また「彼は美しいだけでなく、スポーツマンタイプでもあります。」と書かれていたところにも、ボクサーの訓練に対する理解と自信のほどが伺え、Gebrauchshundklasseでの受賞が尚一層価値あるもののように感じられた。



白いボクサーがスタンダードから除外された1925年に続き、1938年には斑のボクサーも除外したということだが、以後85年の歳月を経てドイツBKが展覧会への出陳を許可した真相を知りたい。というのも、私がボクサーの飼育を始めたのと同時に審査会への挑戦も始まり、有難いことにToriumiさんをはじめ諸先輩方からはドイツの審査会/展覧会についても話を伺う機会が多くあった。そういう環境の下、Toriumiさんがご自身のウェブサイトに書かれているとおり、審査会/展覧会はZuchtschau=繁殖展であるという考えを常に頭の中に置いて、自分のボクサーを審査会へ出陳していた。だから簡単に言ってしまうと、繁殖を禁止されている白いボクサーが繁殖展の役割がある展覧会に出陳されるというのは、本来の意図から外れてしまうのではないのか?と、冒頭にも書いたとおりヤーレスジーガー展を見に行く前には頭を悩ませたのだ。おまけに過去の展覧会の記録をたどってみても、白いボクサーの審査の有無に関係なく、名称にZuchtschau(繁殖展)を使っているのもあればAusstellung(展覧会)としているものもある。どういう違いがあるのだろうか?
またこれは今書くべきことではないと思っているが、この疑問を解決してくれそうな新しい動きがドイツにはあるようだ。白いボクサーと斑を持つボクサーに関連する文献も公開されているし、これを正しく読むことができれば・・・私の頭の中はすっきりするのに・・・。(ブツブツ言ってないで頑張って勉強しなさい!なんて先生に叱られそう・・・)
さて、もうすぐ2011年のヤーレスジーガー展が始まる。去年より白いボクサーの出陳は増えるのだろうか?


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  • 2012.09.27 Thursday
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