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  • 2012.09.27 Thursday
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ボクサー犬の絵: Flip, Bas & Roxanne



ここしばらく描いていた絵を紹介してみよう。まずはボクサーから。
左からBas, Roxanne, Bas & Flip、いずれもオランダで暮らすボクサーたちだ。私がネット上で公開している絵を見たMarietteという女性が「ぜひ私のボクサーも!」と依頼があったのはまだ初春の頃だった。




"Bas and little Flip" 鉛筆デッサン、紙 2011


Marietteは3年前にBasという牡のボクサーを11歳と5ヶ月で亡くし、現在は牡のFlipと暮らしているが、彼女がまず話してくれたことはBasは小さいボクサーで体高は60cm、そして彼とは対照的にFlipはなんと70cmもある大きなボクサーだということだった。どちらもボクサーのスタンダードからは外れてしまうサイズだけど、この大小のボクサーを彼女はとても誇らしく紹介してくれた。上の鉛筆デッサンは生後3ヶ月のFlipを9歳半のBasが優しく見つめている様子。私はこのとき初めて白髪のあるボクサーの顔を描くことになった。どのように鉛筆を走らせればいいのか、ほんの少し考え込んだ。仔犬が持つ弾けるようなそして柔らかな質感と、私にとってはまだまだ未知の領域にある老犬の雰囲気をうまく引き出せただろうか?

FlipはMarietteとIPO3を取得し、去年とそして今年のATIBOX IPO WMにも出場している。どの写真にも本当に楽しそうに訓練をする彼女とFlipの姿があって、また彼女から聞く話はとても魅力的だ。






"Bas" 水彩画、紙 2011



 



"Sleeping beauty, Roxxane" 水彩画、紙 2011


そしてRoxanneはMarietteの大切な友達Chantalの愛犬だ。彼女の誕生日プレゼントに絵を送りたいということだった。実はこの写真が送られてきたとき私は戸惑った。なぜならばボクサーの顔の一部が毛布で隠れていて、しかも体を丸めている。ボクサーらしいボクサーの姿というよりかは、どこにでもある日常の犬の姿を描ききれるか不安になった。しばらく考えて、別の写真にしたらどうか?と打診をしようかとも考えたが、「Roxxaneは本当によく眠る犬で、これが彼女のスタイルであってその姿はとても美しい。」とMarietteが書いていたことを思うとついにそれを言い出せなかった。この写真から受けた第一印象こそ、このボクサーのことを知らない私ならではのもので、Roxanneをよく知る彼女がこの姿の写真を選んだのには必ず意味があるのだろうと信じることにした。そして私はこの写真から得られるインスピレーションをじっくり待ち、鉛筆を持った。

そうして仕上がった絵をまずは写真に写して送ったところ、大感激している様子のメールがあった。「あなたは一度も私のボクサーたちに会ったことがないのに、まるでとてもよく彼らのことを知っているように、彼らの本質を見事に捉えています。私は今涙を流しています。」
絵の依頼を受けてから、彼女とは業務的な内容だけでなく、お互いのボクサーの話をたくさんメールで話した。絵を描きながら他愛もない話をメールでするということは、ときに英語力が追いつかなくてもどかしい思いもしたが、依頼者とコミュニケーションを取るということはどんな場合でもやはり重要なことだとわかった。逆に言えばこれができないとつまらない絵になるのかもしれない。私は彼女と彼女のボクサーにあるバックグランドを知ることで、写真からイメージを膨らませることに成功したようだ。だから彼女の言葉はこの上なく嬉しかったし、私のすべての努力が報われた気分になった。


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